「舟越 桂|私の中のスフィンクス」が開かれている
群馬県立館林美術館へ行ってきました。
若い頃から好きな木彫の作品ですが、美術館での個展という形式で
観るのは初めてのことで、十数体の作品に囲まれる展示室では
人の存在が作るような静かな抱擁感を感じました。
そしてもう一つ、今回初の鑑賞を楽しみにしていたのが
美術館の前庭にある、バリー・フラナガンの「鐘の上の野兎」です。
青空に跳ぶ姿も美しいのですが、黄金色に光る水田を背景に
軽やかに跳ぶ姿は、今の時期ならではの美しさに出会えました。
別館に再現されたフランソワ・ポンポンのアトリエも趣があり
彫刻家の実直な仕事が伝わってきます。
アトリエを囲む樹々も黄色く色付いていて、秋の深まりを感じました。